vol.4:「世田谷区の祖師谷公園内に保育所設置」について考える

 

 東京都世田谷区は国家戦略特区の枠組みを活用し、2017年4月に都立祖師谷公園内に保育所を開く。規制緩和を利用して都市公園に保育所を設ける事業で、荒川区に続き全国で2例目。用地確保が難しい地域での保育所の開設と待機児童の解消につなげる。

政府や東京都などが4日に開いた会議で、都市公園法の特例を活用する特区の事業として了承された。祖師谷公園の広場の約1000平方メートルの敷地に、定員約80人の認可保育所を設ける。社会福祉法人が実施主体となり、近隣の区有地に整備予定の定員約50人の保育園と連携して一体的に運営する。

2/5の日本経済新聞に上記の記事が掲載されました。2016年に入っても待機児童問題は解消するわけもなく、政府もあの手この手を繰り出している印象です。昨年、荒川区でも同じ記事が出ていたので、上記にあるように二例目ですが、この流れは都心で特に今後加速しそうです。

そこで、この都市公園法というものを調べてみました

都市公園法で定められる施設の定義は「都市公園の効用を全うするもの」であり、具体的に

・修景施設(植栽、噴水等)・休養施設(休憩所、ベンチ等)・遊戯施設(すべり台等)
・運動施設(野球場、プール等)・教養施設(植物園、動物園、野外劇場等)
・便益施設(売店等)・管理施設(門、さく、管理事務所) 等

と定められているので、確かに保育園はこのカテゴリーには属さないですね。だから特例という形をとっているようです。

ただ果たして、本来子供たちの想像力をかきたて、運動能力を伸ばし、子ども同士のコミュニケーションを図る場である公園に、このような措置を下していいのかは難しいところです。ただ、施設を作るだけでは何も機能は果たさないわけです。何より保育士の待遇の見直しが重要です。政府には同時並行的に対応をしてもらいたいと願います。

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